古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

日本美術史 彫刻

老人の首 高村光太郎 1923年作 東京国立博物館

高村光太郎 1923年

古川巧と東海大教授蓮実重康先生との出会い!

40年前の蓮実重康先生の備忘録です。 1904年5月30日 生まれの蓮実先生。東海大学芸術学科教授でした。 僕が大学1年の時、弘仁・貞観の美術を講義して下さいました。 弘仁貞観と言うと京都、奈良の仏像が主です。 神奈川に住んでいる私は奈良はあこがれの地。…

最近美術展見ていません!今月のこと。

8月は暑いのが、日本の常識。しかし、今年は7月のほうが暑かったですねww うっかり、7月後半に個展を予約してしまったわたくし・・・! こんなに、暑くなるのかとは思いもしませんでした。いつもの年より異常気象! 屋外は35度越えの毎日でした。 家…

釈迦涅槃像 鎌倉時代 東博

奈良の岡寺にあった涅槃像です。 絵画ではよく見る涅槃、これは珍しい木彫彫刻です。僕はタイでは金ぴかの涅槃像見たことありますが、日本では初めてかも? 日本の仏像は、立像か座像が主流です。 右手で頭を添えています。 [https://railroad.blogmura.com/…

阿難立像 東博

僕の知らないマイナー作品も、日本にはたくさん残っています。 釈迦如来に師事する弟子の一つです。あまり聞かない弟子の像です。 今頃始めても遅いのですが、どれだけ紹介できますやら・・・・? 美術史とは何十年も離れていますので…!! 鎌倉時代の作品。…

国華130年 名作誕生 つながる日本美術 東博

国華130年 名作誕生 つながる日本美術 東博 「国華」という美術書、僕がかつてやたら、コピーした美術誌です。 僕は、学生時代桃山の画家「海北友松」という美術家を研究していました。 友松などマイナー画家、市販されている本などは、ほとんどなく「国…

天王立像 平安時代 東博

平安前期の作とされています。 瞋怒(しんぬ)の面相で、甲(よろい)をつけ、左下方を見て立つ天部像。四天王(してんのう)あるいは2天のうちの1体であろうとされています。(東博から) どこのお寺にあったかは、記されていませんでした。 謎多き仏像です…

神像彫刻と南北朝時代の大黒様

神像彫刻。解説撮りそびれましたww 男神坐像。何年か前載せています。詳しくはそちらを!(そこまで見ないですよね?) 大黒天。南北朝時代。 東大寺が所有していたそうニャ。 大黒様、結構いろいろなところで見ますね? [https://railroad.blogmura.com/rai…

雲中供養菩薩 平安後期 東博 2018

平等院鳳凰堂にある雲中供養菩薩が東博で見れました。 こんな真近で見るのは初めてです。 平等院は何度か行っていますが、いつも阿弥陀如来の周りに散りばめられており、小さくしか見えません。 なんか、感動!平安後期の傑作ですね? [https://railroad.blo…

ハート型土偶 東博

土偶は縄文時代? まあ、年代が入っていないので、様式とか、発見場所で時代を推測するしかないのでしょう! 博物館のプレートにはBC2000年~1000年となっています。 この時代、生きていくのは食べるだけのため?狩猟をしたり、海川で魚を獲ったり、その辺…

馬 東京国立博物館 2017

後藤貞行(1850~1903) 明治時代の彫刻家。 嘉永(かえい)2年12月23日生まれ。紀伊(きい)和歌山の人。陸軍軍馬局などにつとめ,かたわら高村光雲に師事して馬の彫刻を得意としました。明治23年東京美術学校(現東京芸大)雇となり,光雲のもとで「楠公像…

臼杵の磨崖仏 2017

平安後期から鎌倉初期にかけて彫られたとされる、臼杵の磨崖仏! よくガイドブックや美術書にはこちらの古園磨崖仏群(ふるぞのまがいぶつぐん)の大日如来が紹介されています。 古園の仏は、大日如来像を中心とする立体曼荼羅を構成し整然とした陣容をそなえ…

十二神将 元浄瑠璃寺 東博蔵 鎌倉時代

十二神将の3体が展示されています。 木造(檜),彩色・切金・漆箔,玉眼 伝浄瑠璃寺伝来 像高75.3 鎌倉時代13世紀 重文 慶派らしいと、言われていますが、まだ確証はないそうです。 辰神。 じゅつ神 己神。 ***東博には5体あり、残り7体は世田谷の静…

男神坐像 平安時代 東博 2016・11・12

京都大将軍八神社には80体もあるそうです。 京都市上京区、一条通天神筋どおりの商店街の一角に、静かに祀られている大将軍八神社。 方位を司る神様として、平安京―京都が生まれたそのときから千年以上、京を守り続けてきたそうだ。 京都の方位除けの神社ら…

不動明王 金竜寺 大磯

2015年5月の神奈川県大磯。真言宗金竜寺です。 不動明王立像です。どこにもありそうですが、この町はずれにある仏!まず、ほとんどの方が見たこといない、仏像だと思います。 よく調べていないので時代は、今はわかりません。いつか調べたいと思います。

菩薩立像 鎌倉時代

日本美術史 彫刻編 数ある日本美術を少しずつ紹介していきます。 木造,金泥塗り・彩色・切金,玉眼 像高106.3Cm 重文 制作年は鎌倉時代13世紀前半の作品です。 鎌倉時代には木彫の一部や装飾に異なった材質を用いる例が増えました。目に水晶をはめる玉眼は…

西蓮寺 吉野町 2015

奈良県、吉野にある西蓮寺。 浄土宗の寺です。先週行った寺です。 本尊、阿弥陀如来。 丈六の仏像です。 首は、後補だそうです。 新薬師寺の、薬師如来のような顔をしています。 螺髪が青い。珍しい。 胴体と、顔は時代が違うのですが、見事にマッチしていま…