古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

国華130年 名作誕生 つながる日本美術 東博

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国華130年 名作誕生 つながる日本美術 東博



「国華」という美術書、僕がかつてやたら、コピーした美術誌です。
僕は、学生時代桃山の画家「海北友松」という美術家を研究していました。
友松などマイナー画家、市販されている本などは、ほとんどなく「国華」「仏教芸術」が唯一の参考書。
勿論、京都の建仁寺塔頭妙心寺、京博なども行きました。
1,2年前、京都の博物館でやっていた、「海北友松展」は素晴らしかった。ああいう風に一つの会場に一人のの作家の作品が一気に見れるというのは嬉しいものです。、


さて、名作誕生の部屋に赴きましょう!

最初の部屋に入ると、7体の薬師如来と2体の十一面観音あと、伝衆宝菩薩が展示され、ほとんど、ガラスケース無しで観れたことです。
僕の好きな、元興寺薬師如来はいつ観ても、美しい姿態。
一木造で翻波式と言われる流れるような衣文。
その他の仏像も、様式美があるが、真似することにより新しい創造と思わせる展示。

今回来ている仏像は、みな関西のお寺のもの。奈良時代の仏像は鑑真や唐の仏師たちが招聘され、仏教の厳しい制約の中でつくられてきたのですが、奈良時代後半、平安初期時代になるとそれを真似る、仏像が出て来たのです。それも、木彫で・・・!ここから、日本の仏像は木が主流になったのです。
元興寺のこの仏見て、何も感じない人の気が知れません!素敵じゃん!

ちょっとだけ、8世紀、9世紀の仏像について記しました。

昨日、2度目の訪館でした。日本美術はやはり、いい!5月27日まで。あと一週間やっています。
その他、見逃せないのは雪舟宗達若冲ですね?
普段、東京ではなかなか見れない作品が来ています。













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