古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

臼杵の磨崖仏 2017

平安後期から鎌倉初期にかけて彫られたとされる、臼杵の磨崖仏!
よくガイドブックや美術書にはこちらの古園磨崖仏群(ふるぞのまがいぶつぐん)の大日如来が紹介されています。
古園の仏は、大日如来像を中心とする立体曼荼羅を構成し整然とした陣容をそなえ、臼杵石仏の中心的存在。通称古園十三仏
この大日如来は日本の磨崖仏の中でも最高傑作の一つでしょう。かなり、端正な顔で、高く秀でた眉、切れ長の伏し目に端正な顔、ほのかに紅を刷いた唇。顔に彩色がされているのです。頬は箔が貼ってあったのでしょうか?やや金色に見えます。

制作年代は、平安後期を下らないと言われています。なんらかの空海の影響があったのかも?崩壊破損が甚だしかったのですが、修復工事(S33〜)により平成5年8月25日には中尊大日如来の仏頭が復位され、昔の姿に復旧されたそうです。そういえば、土門拳か誰かの写真には、頭が床に置いてありました。


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***日本の美術は素晴らしい! ここは、一生来れない場所かと思っていたのですが、本物に触れられてとてもうれしい!






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