古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

第5回横浜開港アンデパンダン展 横浜市民ギャラリー

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意外に知られていない、横浜開港アンデパンダン展が、
3月28日(火)~4月3日(月)まで、横浜の宮崎町にある横浜市民ギャラリー、向かいの伊勢山皇大神宮の2会場で行われています。
アンデパンダンの性質上、作品は玉石混交ですが、まあ、そこそこの展覧会かと思いました。
やはり、今は実験的な作品は少なく、ちょっと期待外れの感は否めません。
僕は、60年代にあった日本アンデパンダン展とか、読売アンデパンダン展などは直接的には知らないのですがその話は、われわれ現代美術をやる人間には書籍やネットでは知っています。その後、その作家たちは一匹狼でいろいろな場所で発表していました。その二つのアンパン展以降の作家たちの展覧会はそこそこ見ていた私です。そのころの人たちの影響を私は受けているのでしょう。
今回の出品者の年齢層が高いのは、致し方ないのでしょうか?若者、画では食えないからねえ!
あと、美術を知らない人がほとんどというのも、目の当たりにしました。趣味の領域を越えられない人が多いという事実! アナログ世代最後のあがきでしょうか?
やはり、展覧会と言うのは自己主張の場です。アナログだろうが、デジタルだろうが今は今!
つくったからには、展示するだけではいけないと思うのです。
この世に、何故こんな作品が存在するのか? 問いただすような作品であってほしいです。
かつて、こういう展覧会(アンパン展)から世界のアーティストが生まれているのも事実です。エッ?誰だ? たとえばですが、アンリ・ルッソーなんかもその一人ですね?そういうことも知らない人が多いのです。

でも・・・こういう展覧会が未だ横浜でもあるというのは、素晴らしいことだと思います。