古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

日本美術史 絵画

猿図  木下応受 東博蔵

猿の絵は、日本画家結構描いています。 彫刻のジャンルになってしまうかもしれませんが日本の埴輪にも猿があり、それが最初かも? 絵画で最初に描かれた猿は、鳥獣戯画でしょう! 桃山時代牧谿を真似した、等伯、友松らがいますが、他に狩野栄信(伊川)、狩野…

双龍図 狩野山雪 東博蔵

東博の所蔵作品です。 世の中、龍の絵は星の数ほどあります。 わたくしも、とりあえず、100ぐらいの龍図を見ているかもしれません。 中国から伝来した龍は、架空の生物であり、爬虫類か動物かもわからないww 龍の立体は、法隆寺にもありますが、後世のもの…

桃山のサルの絵3点!比較してみたww

この猿図、3点とも、作者が違うと言われています! ① 「観音・猿鶴図」大徳寺 南宋時代(1127年 - 1279年)。 牧谿(もっけい、生没年不明)は、13世紀後半、宋末元初の僧。四川の出身。牧谿作品は14世紀初めの鎌倉時代末には日本に伝わった。南宋末元初と元…

海北友松の初期と最晩年の作品について 友松その2

海北友松その2 友松の出生は、近江の大名浅井長政の家臣の子に生まれています。 その家臣とは、浅井長政に仕えた海北善右衛門綱親の三男として天文二年(1533)、近江国坂田郡に生まれました。友松の息子が描いた「海北友松夫妻像」の賛に書かれています。…

海北友松(かいほうゆうしょう)について その1 2017

何故か、大学の卒論を選ぶとき、みんながあまり書かない友松を選んだ私。 桃山の巨匠と言えば狩野派、それに長谷川派!みんながそっちを選ぶのなら、書かれていない人を調べてみよう!そんな好奇心から友松を選びました。 普段、書籍ぐらいでしか見たことな…

狩野永徳 ① 日本美術史 桃山時代

たまには、美術史も復習いたしましょう!桃山から江戸にかけては数えきれないほどの画家が輩出されています。まあ、現代も僕を含め無名の方も多々おりますが・・・! 桃山時代の代表格の画家は、なんといっても狩野永徳をあげたいです。 永徳は、その後300年…