古川巧 art diary

よい作品とは、何度見ても飽きないもの!

茅ケ崎の立体作家高橋勉展 2015 銀座Oギャラリー

現在、銀座(おー)Oギャラリーで、高橋勉展が行われています。
高橋さんの新作展です。

展覧会というものは、ささっと見て帰って来ちゃうのと、また足を運ぶ展覧会と二通りあります。
勉さんの作品は二度見しないとよさがわかりませんね?

いよいよ明日までです。

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会場風景!

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木、紙、アクリル、水などを使った作品。
モノ派の流れを汲むのかな・・・?まあ、モノ派といわれる一派はありそうでない世界でしょうか!具体派、ネオダダとかのようにグループをつくって行動する派とは違います。(素材)をそのまま、作品に取り込む美術家たちの総称です! だからなに?ですが、・・・これが、また哲学的に見えてくる世界!
あえて誰か?と言えば、李禹煥でしょうか?
現代美術は、時代によって流れ?流行り?があります。
しかし・・・・・・ここで大事なことを作家自身も批評家(評論家)と言われている人もわかっているようでわかっていない方が多々いることです。
そもそも、日本の美術史を紐解くと、みんなどこからかの模倣から始まっているのです。それは飛鳥時代から始まって、奈良、平安、鎌倉、室町、江戸、明治、昭和 現在まで引きずっているのです。
世界の美術史を紐解いても、同じようなことが言えます。
先日、琳派の話をしていた河野元昭氏も言ってました。たとえ現代の作品をつくっている作家、どんな素材を使おうと、人を集めて発表するとは、ほとんど琳派的だと、おっしゃっていました。
独自路線といいつつも、人間の発想、たいしたことはありません。
別に、勉さんのことではありませんよ。どんなに有名な作家でもみんなそうです!
話しがそれてスイマセン!

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今回、目を引いたのはこの不思議な形の浮遊物!
素材が何?なんて聞く方が愚の骨頂!
いいものはいいのです。
不思議な物体が、小さなアクリルケースの中に浮いています。
モノクロのケースの中に、シルバーの浮遊物!なかなか鋭い。
本当に、円熟味を出してきた高橋勉氏。
これからも期待したい!

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水とモノ!不思議なハーモニーを醸し出しています。

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茅ケ崎の巨匠!みんな応援に行きましょう!
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5月31日(日)まで。

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