母の塔 その2 岡本太郎 川崎
前回の続きです。川崎岡本太郎美術館。
岡本太郎の「母の塔」です。
原型は1971年制作されたそうです。大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」、「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」をイメージして制作された原型をもとに、岡本太郎の意図を忠実に再現して、この塔は製作されたそうです。
原型は1971年制作されたそうです。大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」、「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」をイメージして制作された原型をもとに、岡本太郎の意図を忠実に再現して、この塔は製作されたそうです。
1964年に、岡本かの子文学碑《誇り》が太郎の手によって、多摩川河畔に建立されましたが、「母の塔」はこの碑と向かい合うように設計されました。この塔の施工には、まず塔の先端から完成させ押し上げては順に製作していくという工法(ジャッキアップ工法)がとられています。スカイツリーのゲイン塔と同じですね?まるで大地から生えてくるように、塔はゆっくりと伸びていき、6回のジャッキアップを経て完成しました。
外装は、岡本太郎の「光らせるな、輝かせろ」というイメージを実現するため、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルを使っています。季節や時間の変化につれて、塔はゆっくりと表情を変え、微妙な揺らぎや光をはなっています。
それにしても、どでかい作品!
生田緑地に、異彩を放っています。